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高齢者の不眠の原因は?改善&対策に昼寝とコーヒー|たけしの家庭医学

たけしの家庭の医学 健康

年を重ねるごとに、寝付きにくかったり、何度も目が覚めてしまったりと、不眠を訴える人は多くなります。

今回は、高齢者の不眠の原因と、不眠を改善する生活習慣をご紹介します。

 

 

放送日時・概要

テレビ朝日
2019年6月11日(火)19:00 ~ 20:54
名医とつながる!たけしの家庭の医学
2時間スペシャル

出演

MC:ビートたけし、澤田有也佳アナウンサー
ゲスト:ガダルカナル・タカ、床嶋佳子、中山秀征、小林幸子

上林記念病院院長の山田尚登先生が不眠改善について、

滋賀医科大学医学部付属病院特任講師の森田幸代先生が不眠改善ヨガについて紹介しました。

 

高齢者の不眠の原因は?

60歳以上で不眠の問題を抱えている人は、約3人に1人いると言われています。

若い頃は問題なく眠れたのに、年を重ねると眠れなくなるのは、一体なぜでしょうか?

実は、スッキリ眠れる方と不眠を訴える方には、大きな違いがあるのだそうです。

検証:快眠の人と不眠の人の違いとは?

不眠にはドキドキ感(心臓の拍動回数)が関係するそうです。

番組では、

 

・Aさん:快眠、21歳

・Bさん:不眠、70歳

 

この2人に心拍センサーを身に付けて1日過ごしてもらい、心拍数の変化を比べてみました。

すると、快眠のAさんは色々なことにドキドキして、心拍数に変化がありましたが、

不眠のBさんの心拍数にはあまり変化は見られませんでした。

 

また、番組がドッキリを仕掛けたところ、快眠のAさんはドキドキしたものの、すぐに心拍数は下がりました。

一方、不眠のBさんはドキドキしましたが、しばらくドキドキが収まりませんでした。

不眠のBさんの心拍数の上がり方や下がり方は、Aさんと比べて緩やかだったのです。

不眠の原因はこの違いにありました。

心拍数と睡眠の関係性

心拍数を上げたり下げたりするのは、自律神経が関わっていると言われています。

自律神経のうち、行動するときは交感神経が、休むときは副交感神経が働きます。

そして、この2つの神経は、一方が働いたときにはもう一方が働くようにお互いにバランスを取っているのです。

しかし、加齢や社会環境の慣れによって、神経の働きが緩やかになってしまい交感神経と副交感神経にメリハリがなくなってしまいます。

そうして、夜寝ている時に副交感神経がうまく働かなくなってしまい、眠りが浅くなってしまうそうです。

 

 

不眠を改善できる習慣

どうしたら、メリハリがなくなった自律神経を正常に働かせることができるのでしょうか?

不眠の原因は加齢もありますが、普段の生活でも気をつけるべき点はあります。

電子機器の使用は寝る1時間前まで

寝る1時間前からは、携帯電話やパソコン、テレビ、照明などの電子機器の使用は控えましょう。

これらから出るブルーライトによって、交感神経は興奮してしまい、いざ寝る時に副交感神経が高まらなくなってしまうため、不眠に陥ってしまうそうです。

寝る前の照明は、脳への影響が少ない暖色系の間接照明を使うといいそうですよ。

コーヒーを飲んで昼寝

山田先生は、20分程度の昼寝をすることをオススメしていました。

昼寝をすることで、リフレッシュ効果が得られ、午後の活動量が増えて交感神経がしっかり働きます。

すると、その分夜は副交感神経が優位になるので、深い睡眠が得られるようになるのです。

また、昼寝をするときのオススメの飲み物は、なんと、コーヒーなどカフェインが多い飲み物だそうです。

多くの人が知っているように、カフェインには脳の覚醒作用がありますが、実は飲んでから30分後に発揮すると言われています。

そのため、昼寝の前に飲むことで、昼寝をした後にスッキリと覚醒できるそうです。

ヨガ

また、不眠を改善するためにヨガが効果的だと森田先生は言います。

ヨガを行うことで、自律神経の機能を高めて深い睡眠に導いてくれるそうです。

 

番組では、不眠のBさんにヨガを1週間試してもらったところ、1日目から効果がありました。

寝付くまでに20分かかっていたのが、その日は7分で寝付くことができました。

更に1週間続けると、脳波が下がり深く眠れる時間が増えたので、途中で覚醒することもなく、全体の睡眠時間も以前の1時間半増えました。

たった1週間なのに、驚きの結果ですね。

 

 

ヨガは、ダイエット効果やリラックス効果もありますが、不眠改善にも効果が期待できるので、とてもオススメです。

またコーヒーを飲んでからの昼寝も手軽に実践できそうですね。

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

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