目の冷えは緑内障の原因に?タオルにぎり体操で改善|たけしの家庭の医学

健康

多くの女性を悩ませる冷え症は、手や足の先が冷たくなり、冬の間は特に辛く感じますよね。

実は、ある部分が冷えていることが原因で、恐ろしい病を招くと言われています。

冷え症の新事実と、冷え症の改善方法についてご紹介していきます。

 

 

放送日時・概要

テレビ朝日
2019年3月5日(火)
名医とつながる!たけしの家庭の医学

3時間スペシャル
①大腸:日本人の大敵「大腸がん」のリスクを下げる栄養成分があった!
②転倒:激増する高齢者の転倒事故に朗報!歩く様子を見るだけでリスクが分かる、転倒の新原因「ながら力」とは?
③冷え症:実は身体の○○が冷えている!

出演

MC:ビートたけし、澤田有也佳アナウンサー
ゲスト:ガダルカナル・タカ、井森美幸、久本雅美、加藤茶

東北大学病院神経・感覚器病態講座教授の中澤徹先生が冷え症改善について紹介しました。

 

冷え症が病に繋がる

主に手や足先などの末端が冷えてしまう、冷え症に悩まされている方はとても多いです。

しかし、中澤先生曰くある部分が冷えていると恐ろしい病に繋がる危険性があるそうです。

そのある部分とは、「目」だそうです。

検証:冷え症の人は目も冷えているのか?

番組では、実際に冷え症に悩まされている方の目の冷えを検証していました。

眼球の毛細血管の血流を見ることのできるレーザースペックルフローグラフィーを使用し、普段の状態と、極端に冷えを与えた状態(手を4℃の冷水へ10秒間入れる)の目の血流量を測定しました。

普段の状態よりも1%以上血流量が下がっている場合、目の冷えがあると判定します。

実際に冷え症の方3人の目の血流量を測定した結果、12~16%も減少していました。

これは、正常な方の10倍以上も目の血流量が下がっていたことになります。

目の冷えから起こる病

目が冷えていると神経細胞が弱っている状態にあり、緑内障になりやすいと言われています。

緑内障とは、何らかの原因で視野が欠けてしまう病気で、最悪の場合失明する可能性があります。

目の冷えがある人は視神経の栄養分が不足し、老廃物が蓄積してしまう傾向にあります。

そのため、視神経がダメージを受けてしまい、緑内障になりやすくなるそうです。

中澤先生曰く、緑内障患者の約4人に1人が目の冷えが原因の可能性があるそうです。

冷え症の人が全員目の冷えを持っているわけではないのですが、冷え症を放っておくと緑内障になる可能性が高くなってしまいそうですね。

次に、緑内障を予防できる冷え症改善の体操をご紹介します。

 

 

冷えを改善するタオルにぎり体操

1日3分でできる、目と全身の冷えを改善できるタオルにぎり体操です。

① タオル2枚、輪ゴム4本を用意します。

② タオルを1枚ずつくるくると丸めてそれぞれの両端を輪ゴムで留めます。

タオル握り体操

 

③この タオルを両手にそれぞれ持ち、3割程度の力でにぎり、2分間キープします。

④ 2分経ったら力を抜き1分間休みます。

たったこれだけです。

体操で得られる効果

この体操では、タオルを握ることで筋肉が圧迫されて血管が収縮します。

すると、血流量は下がるのですが、2分後に力を緩めることで拡張した血管は血流が上昇して

血管壁を強く刺激することになります。

このときにNOという血管を拡張する物質が分泌され、全身の血管が拡張されることで目の冷えと全身の冷えが改善できるそうです。

検証:1週間で冷え症は改善できるか?

番組では、冷え症に悩まされている方に1日1回タオルにぎり体操を1週間続けてもらいました。

結果、足先の温度は29.8℃と検証前の19.0℃に比べて大きく改善していました。

また、目の血流量も検証前に比べると6%以上も改善していました。

たったこれだけの運動を1週間続けただけで大きな変化が見られましたね。

実際に体験した方も、体操を行ったことで徐々に冷えを感じにくくなったと言っていました。

検証では1週間だけ体操を行っていましたが、続けることでより効果が期待できるそうです。

 

 

目が冷えるということを聞いたことがありませんでしたが、それが緑内障に繋がる可能性があると知って驚きました。

緑内障は自分でなかなか気づきにくい病ですので、気になる方は一度眼科の受診をしていただくといいでしょう。

冷えに悩まされている方は、簡単に行えるタオルにぎり体操をぜひ行ってみてください。

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

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