みかんで骨粗しょう症予防!みかん料理のレシピも紹介|名医の太鼓判

名医の太鼓判 健康

骨粗しょう症、特に女性は年齢とともに骨密度が下がりやすいので気になりますね。

骨粗しょう症になると、ちょっとした転倒が骨折につながります。

そんな怖い骨粗しょう症予防に「みかん」が有効とのこと。

「名医のTHE太鼓判!」の内容をまとめました。

 

 

放送日時・概要

名医のTHE太鼓判!
TBSテレビ
1月7日(月) 19:00~20:00

テーマ:冬の不調!むくみ・めまい・骨粗しょう症を撃退SP

MC: 渡部 建(アンジャッシュ)、山瀬まみ
レギュラー:児嶋一哉(アンジャッシュ)、原西孝幸(FUJIWARA)、藤本敏史(FUJIWARA)
ゲスト:アンジェラ佐藤、高橋真麻、松本伊代、渡辺美奈代
医師:新井基洋、大竹真一郎、久道勝也、丸田佳奈、森田豊

 

転倒で骨折!原因は骨粗しょう症

冬場は、寒さで筋肉の動きが悪くなり、転倒による骨折が多くなるとのことです。

番組で紹介されたのは、転倒により太ももの付け根の骨を骨折した70歳の女性。

「1ヶ月で家に帰れると思っていたのが、9か月たった今でも激痛が走ります。こんな想いをするとは思いませんでした。」とのこと。

9か月たってもリハビリ中でした。

 

64歳の女性は、やはり転倒によって腰の骨がつぶれたり、手首を粉砕骨折したりと50歳を過ぎてからなんと4度の骨折を経験していました。

特に腰の圧迫骨折が痛く、もう二度と腰の圧迫骨折はしたくないということでした。

 

このように骨粗しょう症の人は、わずかな衝撃を受けただけで骨折しやすい状態になっているそうです。

 

加齢による骨粗しょう症

骨粗しょう症

 

年を取ると、骨粗しょう症が起きやすくなるそうです。

このことについて森田医師は次のような解説をされました。

(1) 通常、骨では、骨を壊す細胞(破骨細胞)と、骨を作る細胞(骨芽細胞)が正常に機能して一定の骨密度を維持する。

(2)しかし、加齢により、骨を壊す細胞の活動が活発になる一方で、骨を作る細胞の活動が鈍くなる。

(3)この結果、骨粗しょう症になってしまう。

以上が、骨粗しょう症を招く仕組みでした。

 

骨粗しょう症予防に「みかん」!

骨粗しょう症を予防する冬の最強食材として、森田医師が紹介してくれたのは「みかん」です。

1日にみかんを3~4個食べる人と全く食べない人を比較すると、骨粗しょう症の発症リスクは92%低下するとのことです。

 

■愛媛県のミカン農家

愛媛県のミカン農家の方の骨密度が紹介されていましたが、正常基準値80%のところ、20人中14人がこの基準値を超えており、中には119%という女性もいました。

この方たちは1日にみかんを2個から3,4個食べているそうです。

ちょっと、珍しいなと思ったのが、焼きミカンでした。

皮が黒くなるまで焼いて食べていましたが、取材していたディレクターの方も暖かくて、おいしいといっていました。

焼ミカン

 

みかんの成分「βクリプトキサンチン」が有効

なぜ、「みかん」が骨粗しょう症予防にいいのでしょうか?

みかんなどの柑橘類には、「βクリプトキサンチン」という成分が含まれているそうです。

この「βクリプトキサンチン」が、加齢により骨を壊す細胞の働きを弱めてくれるのです。

このため「みかん」は、骨粗しょう症予防に効果があるとされるのだそうです。

 

 

他の柑橘類は?

では、柑橘類であれば、効果はみな同じということでしょうか?

実は、「βクリプトキサンチン」の含有量について、柑橘類を比較すると

・夏みかん120mcg
・オレンジ 130mcg
・きんかん 200mcg
・みかん 1800mcg
(100g中)

と、なんと、みかんに含まれる「βクリプトキサンチン」の量は夏みかんの実に15倍にも及ぶとのことでした。

個人的には「みかん」は柑橘類の中でも一番食べやすいと思うのですが、栄養的にもかなりの優等生ですね。

また、「βクリプトキサンチン」は、半年は体に蓄えられるため、夏場は食べなくてもよいそうです。

 

もし夏場にも摂取したいと思えば、冷凍ミカンを食べるという手がありますね。

それから100%のジュースも有効とのことなので、みかんジュースを飲むという手もあります。

ちなみに、みかんの食べ過ぎで手が黄色くなるのも「βクリプトキサンチン」の影響だそうです。

 

みかん料理の紹介

みかんは、そのまま食べる果物というイメージがありますが、番組では愛媛のみかん農家の方によるみかん料理が紹介されました。

(1)みかんジュースを活用した炊き込みご飯
~レシピ~
・研いだ米を水の代わりにみかんジュースに浸す。
・ニンジンやじゃこなどを加える。
・炊く。

この炊き込みご飯、色が濃い黄色だったため、ゲストの大食い女王、アンジェラ佐藤さんは思わず「すっぱそう」と言っていました。
でも試食したディレクターさんは「甘味は強くなく、お米がもちもちしていておいしい」とのことでした。

~ポイント~
100%のみかんジュースなら、300mlでみかん3個分の「βクリプトキサンチン」を摂取することができる

 

(2)豚肉みかんの照り焼き
~レシピ~
・ミカンをひと房ごとに分けて、一晩赤ワインに浸しておく。
・豚肉を広げて塩コショウをしたもので赤ワインに浸したみかんを包む。
・みかんを包んだ豚肉(豚肉みかん)に小麦粉をまぶす。
・小麦粉をまぶした「豚肉みかん」をフライパンで焼く。
・フライパンの中で、焼いた「豚肉みかん」に照り焼きのタレを絡める。

子供にも人気のメニューだそうです。

~ポイント~
・みかんのポリフェノールと赤ワインのポリフェノールの両方を摂取できる
・脂と一緒に「βクリプトキサンチン」を摂ると吸収率がアップ

 

(3)みかんのきんぴら
~レシピ~
・みかんの皮とごぼうを細切りにする。(みかんの皮の汚れはよくとっておくこと。)
・ごぼうをフライパンで先に炒める。
・醤油:みりん:ざらめ=2:2:1の比率で作った特性タレを加える。
・細切りにしたみかんの皮を加えて、炒める。

みかんの皮だけを使う料理です。
MCの渡部さんからは、みかんの皮の酸味がきんぴらによくあうというコメントがありました。
ほかの出演者からも「香りがいい、おいしい」と評判でした。

~ポイント~
みかんの皮には、実の3倍もの「βクリプトキサンチン」が含まれている

 

まとめ

冬場は、筋肉の動きが悪く、転倒することがあり、特に骨粗しょう症を患っている人が転倒すると骨折してしまうことがよくあるようです。

骨粗しょう症予防に効果があるといわれる冬場の食材は「みかん」であり、みかんに含まれる「βクリプトキサンチン」という成分が有効とのこと。

そして冬にしっかり、みかんを食べておけば、その効果は半年間有効です。

特に、みかんの皮には実の3倍の「βクリプトキサンチン」が含まれています。

また100%のみかんジュースも有効です。

 

 

みかんは身近な食品です。

冬場は手軽に手に入りますし、お値段もお手頃。

これは取り入れない手はありませんね。

美味しく食べて、骨粗しょう症予防に役立てたいです。

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

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