じゃばらとは?花粉症に効果あり?食べ方は?どこで買える?|名医の太鼓判

花粉症 健康

「じゃばら」という食べ物が花粉症に効くのではないかと、最近人気なのだそうです。

名医の太鼓判で紹介されていたのでまとめました。

 

 

放送日時・概要

TBSテレビ
3月25日(月) 19:00~20:00
名医のTHE太鼓判!花粉症 つらい悩みを根本解消! 目も鼻もスッキリSP
・花粉症がいない…奇跡の村発見!…「じゃばら」をみんな食べていた
・花粉症のウソホントクイズ!…花粉症の人が着てはいけない洋服とは!?
・20秒で鼻詰まりが治る方法

出演者

MC:渡部 建(アンジャッシュ)、山瀬まみ
レギュラー:児嶋一哉(アンジャッシュ)、原西孝幸(FUJIWARA)、藤本敏史(FUJIWARA)
ゲスト:具志堅用高、関根勤、西野未姫、久本雅美
医師:石井正則、大竹真一郎、大谷義夫、丸田佳奈、森田豊

 

花粉症の現在

・今年のスギ花粉の飛散量は、最大で昨年の約7倍にも及びます。

・花粉症を発症している人の割合は全国で約36%、東京では48.8%です。

・花粉症の患者数でみると、20年前の約2.5倍です。

・子供の場合、30年前はわずかに2.4%の発症に留まっていましたが、現在は40.3%と実に15倍となっています。

 

奇跡の村とじゃばら(邪払)

上記のように、花粉症に悩む人がかなり多くいますが、この花粉症大国の日本でも奇跡的に人口の花粉症発症者の割合が16%とという村が存在していました。

その村は、奈良県と三重県の県境に挟まれた、日本で唯一の飛地の村である和歌山県北山村です。

人口はわずかに450人、村の面積の97%が森林であり、しかも花粉症の原因となるスギの木がその森林の大半を占めているのだそうです。

幻の果実~じゃばら(邪払)

スギの森林面積が村の大半を占めながら、花粉症を発症している人がわずかに16%と、全国の割合の半分以下となっている北山村ですが、何か要因があるのでしょうか。

実は、北山村原産で門外不出の、ゆずやミカンに似た「じゃばら(邪払)」という柑橘類が花粉症に有効とのことでした。

この「じゃばら」、ミカンの産地であった北山村で偶然誕生したらしく、既に江戸時代には栽培されていたという記録も残っており、現在では、年間70トンを収穫し、年間売上高は3億円強と村の一大産業となっています。

 

じゃばらの効果~ナリルチン~

「じゃばら」には、「ナリルチン」という成分が含まれているそうです。

「ナリルチン」自体は、「じゃばら」だけでなく、他の柑橘類にも含まれてはいます。

「ナリルチン」の含有量を比較してみると、
・すだち:16mg
・みかん:46mg
・グレープフルーツ:194mg
・じゃばら:991mg
と圧倒的に「じゃばら」に多く含まれていることがわかります。

この「ナリルチン」という成分があることにより、花粉症の諸症状が緩和されるのだそうです。

その仕組みは以下のようになります。

花粉が目や鼻から侵入すると、炎症の原因となる「ヒスタミン」が放出

「ヒスタミン」の放出によって、花粉症の症状として各所に炎症が生じる

・じゃばらを摂ると、「ナリルチン」がこの「ヒスタミン」の放出を抑えてくれ、花粉症の症状の緩和につながる

現在、じゃばらの効果に着目した岐阜大学医学部でも、研究が進められています。

 

 

検証~じゃばらの効果~

花粉症の症状を和らげる「ナリルチン」を多量に含む「じゃばら」ですが、一体どのくらい効果があるのか、番組では検証がなされました。

検証方法

■アレルギーの数値を計測

花粉症でない人と改善生活前の花粉症の人のそれぞれの鼻の粘膜から、アレルギー性炎症のマーカー(NO値)というアレルギーの数値を計測します。

 

■2週間の改善生活

花粉症の4人が、じゃばらをパウダー状にしたものをスプーン1杯、1日3食で2週間継続して摂取します。(ちなみに、スプーン2杯でじゃばら1個に相当します。)

 

■改善生活後のマーカー値の計測

2週間の改善生活後のアレルギーの数値を計測し、改善生活前の数値と比較してその効果を検証します。

 

検証結果

改善生活前のアレルギーの数値の平均値は
・花粉症でない人:55ppm
・花粉症の人:78ppm
となりました。

そして、2週間後の改善生活を送った4人の方の個々の数値は、

・Aさん:64ppm → 31ppm
・Bさん:67ppm → 36ppm
・Cさん:66ppm → 59ppm
・Dさん:115ppm → 92ppm

なんと、2人は花粉症でない人の平均値を超えて低い値となりました。

また、定量的な評価だけでなく、定性的にも、鼻をかむ回数が劇的に減少したり、のどのイガイガもなくなるなど症状の緩和が見られたようです。

更には、即効性もあるとのことでした。

 

じゃばらの摂り方

検証では、非常に素晴らしい結果が見られたじゃばらですが、どのように活用したらよいのでしょうか。

じゃばら農家では以下のような活用をしていました。

じゃばらをレモン同様にしぼり、果汁を集めます。

そして、
・鍋のつけダレとして、ポン酢の代わりに活用
・じゃばら漬け(大根を千切りにして、じゃばらの果汁に浸し漬物にします。)
・じゃばらヨーグルト(ヨーグルトにじゃばらのパウダーを振りかけます。)
にして摂取していました。

どれも簡単で、果汁やパウダーをかけるのみです。

また、スタジオでは、ぎょうざ、うどん、刺身、唐揚げなどにも試していましたが、どれも合うと評判でした。

 

果汁を摂るなら、1日10ml(小さじ2杯)程度を毎日飲むと、花粉症の症状を抑える効果が期待できると言われています。

また天然由来の果実なので、妊婦の方やお子さんなど、薬を飲めない人も安心して摂ることができます。

※ただし、食べ物にアレルギーがある方は医師とご相談くださいとのことです。

 

じゃばらはどこで買える?

北山村でしか生産されていない「じゃばら」はどこで入手できるのでしょうか。

従来は、門外不出の柑橘でしたが、現在は、村おこしの大事な生産物として売り出しています。
どこで販売しているかというと、和歌山県のアンテナショップ、そして、ネット販売されているそうです。

 

 

じゃばら製品

活用方法で示された「じゃばら果汁(すでに絞られたものが販売されています。)」や「じゃばらパウダー」が販売されていますが、その他にも「じゃばらジャム」、「じゃばらドリンク」、「じゃばら果汁飴」なども商品化されているようです。

 

100%果汁のジュースです。

 

こちらはパウダーです。

 

すでにお菓子やゼリー、ジャムなどいろいろな商品があります。

サプリメントもいろいろと販売されていました。

 

ネット販売であれば、さまざま商品を手軽に入手できますね。

 

 

「じゃばら」のことは、今回はじめて知りました。

既にいろいろな商品が出ているので、自分に合った取り入れ方を見つけられそうですね。

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

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