血圧が気になっている方は、塩分の摂り過ぎに注意していると思います。
おみそ汁を控えているという人もいますね。
今回は「名医のTHE太鼓判!」の中から、「味噌は血圧に影響しない」という共立女子大学臨床栄養学・上原誉志夫先生のお話をまとめました。
目次
放送日時・概要
TBS
12/10 (月) 19:00 ~ 20:00
名医のTHE太鼓判!
■出演
MC :渡部建(アンジャッシュ) 、山瀬まみ
レギュラー:児嶋一哉(アンジャッシュ) 、原西孝幸(FUJIWARA)、藤本敏史(FUJIWARA)
ゲスト:伊藤かずえ、勝俣州和、貴闘力、松嶋尚美
医師:伊藤明子、上原誉志夫、大竹真一郎、丸田佳奈、森田豊、池谷敏郎、大谷義夫
お味噌の話は、共立女子大学臨床栄養学の上原誉志夫先生です。
味噌は血圧に影響しない
味噌は塩分が気になるものですが、上原先生は味噌は血圧に影響しないと言われます。
一般的な米味噌には、100gに対し約12.4gの塩分が含まれています。
でも味噌に含まれた豊富なカリウムが、余分な塩分を尿と共に体外へ排出する働きがあるため、味噌は血圧に影響しないのだそうです。
それどころか、先生が行った3週間のマウスの実験では、味噌は血圧を下げるという結果がでました。
味噌に多く含まれるメラノイジンという抗酸化物質によって、血圧が下がる効果が期待できるのです。
メラノイジンの働き
メラノイジンと聞くと、なんだかよく分かりませんが、実は身近なところで効果を実感していました。
おみそ汁を飲んだ時、ホッとする人も多いと思います。
これがメラノイジンが血圧を抑える役目を果たした瞬間なのだそうです。
特に赤味噌がいいのはなぜ?
味噌の中でも、特に赤味噌がいいというのですが、それはなぜでしょうか?
味噌の種類とメラノイジンの量
味噌は種類によってメラノイジンの量が変わります。
次の順でメラノイジンの量が多くなっています。
白味噌と比べると、5倍以上赤味噌の方がメラノイジンの量が多いです。
製法の違い
白味噌は大豆を煮て作りますが、赤味噌は大豆を蒸します。
この製法の違いがメラノイジンの量の違いになります。
蒸す工程の間に、化学反応が起こり大豆の中にメラノイジンが出来上がります。
また赤味噌は2年以上熟成させるので、メラノイジンが増えるのです。
赤味噌の検証
今回の検証は、元力士の貴闘力さん51歳です。
貴闘力さんの血圧は、上が153、下が116です。
※正常値は135/85
検証方法
1日40gの赤味噌を摂取します。
おみそ汁にしたら約2杯分です。
これを2週間続けます。
※「血圧が高い人は摂り過ぎに注意。1日40g以下の摂取を心がけましょう」という注意がありました。
検証結果
途中、3日目で血圧を測ったところ
153/116 ⇒ 160/124
少し、高くなっていましたが、このまま続行しました。
貴闘力さんは、おみそ汁の他、料理に使ったりしながら2週間続けました。
そして、2週間後の結果です。
さて、貴闘力さんの血圧はどうなったでしょうか?
下がっていました。
途中で高くなった時には、ちょっと不安もありましたが、ちゃんと下がりましたね。
よかったです。
さて、いかがだったでしょうか。
最近はおみそ汁を飲む人が減ってきたとか。
確かに私も、全く飲まない日があります。
でも、ときどき無性に飲みたくなったり、飲んでホッとしたり。
これはまさにメラノイジンの効果だったのかもしれません(^^)
最後までお読みくださりありがとうございました。