塩分チャラ食材&塩の種類別効果・にがり塩.抹茶塩.藻塩 肌にいいのは?林修の今でしょ講座

塩 健康

日本人の塩分摂取量は、1日の摂取目標量を超えている人が多いのだそうです。

そこで「林修の今でしょ!講座」の塩の特集から、塩分摂りすぎチェックや、一緒に摂取することで塩分を体外に排出してくれる「塩分チャラ食材」をご紹介します。

また塩は種類ごとに特徴があるので、体の悩み別塩の使い分けもまとめました。

 

 

放送日時・概要

テレビ朝日
2019年8月27日(火)
林修の今でしょ!講座
3時間スペシャル

出演

MC:林修、松尾由美子アナウンサー
ゲスト:草野満代、伊集院光、木南晴夏、花村想太
講師は白澤卓二先生です。

 

塩分の摂りすぎによる高血圧

高血圧の原因はいろいろありますが、塩分の摂りすぎによる高血圧のメカニズムをご紹介します。

例えば、キッチンなどに塩を放置しておくと湿気て固まってしまうことがあります。

これは、塩が空気中の水分を引き寄せ、吸収したために起こる現象です。

血液中の塩分濃度は約0.9%ですが、塩分濃度が高いと細胞から水分を集め、血液の量が増えます。

増えた血液を全身に送るため、圧力が必要になり血圧が上がってしまうのです。

1日の食塩摂取目標量

厚生労働省によると、1日の食塩摂取目標量は次のようになっています。

ただし、超高齢化社会になり、高血圧対策のために2020年は変更になります。

・成人男性 8g/日未満 → 変更後:7.5g/日未満

・成人女性 7g/日未満 → 変更後:6.5g/日未満

塩7.5gは、みそ汁約5杯分、たくあん約30切れ、濃い口しょうゆ小さじ約10杯程度だそうです。

日本人は世界の中でも塩分摂取量が多く、1日に平均9.9gの食塩を摂っているそうです。

 

自分でできる塩分摂りすぎチェック

味覚チェック

200mlの水に1gの塩を溶かします。

これを飲んでみて、しょっぱく感じるか、しょっぱく感じないか、チェックしてみてください。

飲んでしょっぱくない人は、塩分を摂りすぎている可能性があります。

200mlの水に1gの塩を溶かすと、塩分濃度は0.5%になります。

体内の塩分濃度は0.3~0.4%のため、普段しょっぱい食事に慣れていると、0.5%の食塩水はしょっぱく感じないのだそうです。

塩分摂りすぎの症状3大チェック

①よくのどが渇く
脳が水分が必要と判断しのどが渇きます。

②顔がむくむ
顔には毛細血管が沢山あります。塩分をとりすぎるとナトリウムが水分を引き寄せ、細胞の水分量が増えて顔がむくみます。

③夜中にトイレの回数が増えた
腎臓が塩分を排出しようとするためトイレの回数が増えます。

 

 

塩分チャラ食材

カリウム、カルシウム、水溶性食物繊維は、体内の余分な塩分を排出するのによい成分です。

これらの成分を多く含んでいて、一緒に食べることで余分な塩分を排出してくれる食材をご紹介します。

カリウム

食材含有量
1バナナ 1本150g540㎎
2オレンジジュース 200ml360㎎
3ほうれん草 ゆで70g340㎎
4トマト 100g210㎎
5きゅうり 1本100g200㎎
6インスタントコーヒー 小さじ2杯140㎎
6玄米ご飯 150g140㎎
8枝豆 20g98㎎
9ピーナッツ 20粒12g89㎎
10ひじき 35g56㎎

※注意
・バナナは生で食べること。カリウムは水にとけるので生で食べるのがおすすめ。

・腎臓が弱っている人はカリウムの摂取には注意が必要です。心配な方はお医者さんに要相談。

カルシウム

食材含有量
1厚揚げ 1枚128g300㎎
2牛乳 1杯200ml220㎎
3ししゃも 3尾36g140㎎
4ヨーグルト 1カップ100g120㎎
5水菜 1/4束50g100㎎
5桜エビ 5g100㎎
7小松菜 1/4束55g83㎎
8納豆 1パック50g45㎎
9ひじき 35g34㎎
10切り干し大根 10g6㎎

水溶性食物繊維

食材含有量
1アボカド 1個100g1.8g
2納豆 1パック50g1.2g
3さつまいも 1/3個100g1.1g
4そば 200g1.0g
5なめこ 50g0.6g
6オクラ 3本30g0.5g
7ごぼう 10g0.3g
8セロリ 1/2束50g0.2g
9切り干し大根 10g0.1g
10こんにゃく 三角切り25g0.1g以下

 

 

体の悩み別塩の使い分け

日本では約4000種類の塩が売られています。

これらの塩の中から、健康長寿のために先生が選んだ塩が次の3つです。

①にがり塩

②抹茶塩

③藻塩

それぞれの塩の効果をご紹介します。

肌のアフターケアには「にがり塩」

クセのないまろやかな味で、代表的なのは「伯方の塩」です。

肌に良いマグネシウムが豊富です。

マグネシウムを摂取すると肌の水分量がアップして肌のシワなどを防ぐ働きが期待できます。

日本人はマグネシウムが不足しているので、にがり塩で補填することができます。

 

血管におすすめの「抹茶塩」

大量の汗をかくと血管内の水分が不足して、血管が詰まりやすくなります。

抹茶にはカテキンが含まれています。

カテキンには強い抗酸化作用があり、動脈硬化など血管を守る働きが期待できます。

抹茶と塩をブレンドした抹茶塩は、さまざまお料理に合うので使いやすいです。

■おすすめ冷ややっこ
豆腐にごま油と抹茶塩をかけた冷ややっこは、ごま油のセサミンが血流をよくし、豆腐の大豆サポニンが血中コレステロール値を下げる効果が期待できます。

 

腸によい「藻塩」

広島県呉市の「海人の藻塩」をご存知でしょうか。

藻塩は海水とホンダワラという海藻から作られています。

ホンダワラには水溶性食物繊維が豊富に含まれています。

水溶性食物繊維は、腸内の善玉菌を活性化する働きがあるので、腸内環境の改善に期待ができます。

甘みのある塩なので、シンプルにしおむすびやお刺身などに合わせるのがおすすめだそうです。

 

 

健康な人は、取り入れた塩分の80%を尿で排出しているそうです。

しかし健康状態が悪くなると塩分排出量が40%に低下して、血圧が上がったり、慢性的な病気になったりします。

塩分チャラ食材を上手に取り入れたいですね。

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました