前回の記事で、「林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル」で紹介された「キムチ」の健康効果をまとめました。
「キムチ」には、腸内環境を整え、大腸を老けさせないパワーがありました。
今回は番組で紹介された、キムチパワーを効率的に摂取する食べ方をまとめました。
目次
番組放送日時
林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル
テレビ朝日
9/25 (火) 19:00 ~ 21:48
キムチパワーを効率的にとる食べ方
キムチを食べるなら賞味期限が近くなってから
キムチの乳酸菌は、買ってすぐよりも賞味期限に近い方が増えている。
乳酸菌は賞味期限までは増えるが、賞味期限が過ぎるとエサがなくなるので減っていく。
賞味期限はだいたい2週間から1ヶ月くらい。
乳酸菌を効率的にとるなら「夜」食べるのがいい
乳酸菌は腸内での滞在時間が長い方がよい。昼間は腸内の運動が活発で、乳酸菌はすぐ排出されてしまうので、夜食べるとよい。
生きた乳酸菌がとれる食べ方は?
乳酸菌は加熱すると死んでしまいます。
キムチ鍋では、乳酸菌はほとんど死滅してしまいますね。
生きた乳酸菌をとりたいのなら、一番よいのは、そのまま食べることです。
乳酸菌は生きていないと役に立たない?
乳酸菌は生きていないとダメなのでしょうか?
死滅した乳酸菌(死菌)も、ちゃんと役に立ちます。
死菌は、腸の中で善玉菌のエサとなって、乳酸菌を増やす効果があります。
また、死んだ悪玉菌を吸着して体外に排出するという働きもあるそうです。
加熱料理には、生のキムチをトッピングすれば、生きた乳酸菌と、善玉菌のエサとなる死菌と、両方とることができます。
キムチ鍋にはきのこ!
きのこには豊富な食物繊維が含まれているので、善玉菌のエサとなって働きが活性化します。
キムチの乳酸菌とダブルのパワーで、腸内環境を整えるのに役立ちます。
効果別キムチの種類
■胃が心配な人は「カクテキ」
大根の辛味成分「スルフォラファン」が胃の中のピロリ菌を減らし、胃潰瘍、胃がんの予防が期待できる。
■血圧高めの人は「オイキムチ」
きゅうりに含まれるカリウムが血圧を低下させる作用がある。
■エゴマを漬けたキムチ「ケンニプキムチ」
β-カロテンが豊富で強い抗酸化作用がある。
■レンコンを漬けたキムチ「ヨングンキムチ」
ビタミンC・ミネラルが豊富で、疲労回復効果に期待ができる。
キムチは焼肉の前に!
キムチには乳酸菌のほかに、食物繊維やビタミンB群(糖質や脂質の代謝を促す)も含まれています。
そのため、消化吸収や代謝をよくしてくれるます。
焼肉のときはキムチを最初に食べることで、胃腸の負担を減らせるので、焼肉の前に食べておくとよいでしょう。
キムチと相性のよいお肉は豚肉
豚肉はビタミンB1が豊富です。
豚肉のビタミンB1と、キムチのにんにくに含まれるアリシンが結合すると、より吸収率の高いアリチアミンに変化して、ビタミンB1の吸収率があがります。
名医がおすすめ!
キムチと一緒に食べるとよい食材<ベスト3>
第3位:チーズ
キムチの弱点は、カルシウムとタンパク質が不足していることです。
チーズと組み合わせると、タンパク質・カルシウムを補うことができます。
■おすすめレシピ
「サバとキムチのチーズ焼き」
サバの缶詰にキムチとチーズをのせ、トースターで焦げ目がつくまで焼く。
第2位:海苔
食物繊維には不溶性と水溶性があります。
キムチの白菜は不溶性食物繊維、海苔は水溶性食物繊維なので、両方とることができます。
不溶性と水溶性、どちらも乳酸菌のエサになり働きを活性化させるのに役立ちます。
■おすすめレシピ
「海苔キムチ茶漬け」
お茶漬けにキムチと海苔をのせるだけ!
第1位:納豆
腸+血管によい組み合わせです。
納豆のオリゴ糖が乳酸菌のエサになります。
納豆は乳酸菌にはないナットウキナーゼを持っていて、血栓を溶かす効果が期待できます。
キムチのにんにくのニオイ成分「メチルアリルトリスルフィド」も血栓を作りにくくする効果が期待できるので、脳卒中、血栓が気になる、心筋梗塞、動脈硬化が気になる人に最強の組み合わせです。
■おすすめレシピ
「納豆キムチパスタ」
茹でたパスタに納豆とキムチを和えるだけです。
1日にどのくらい食べるのが適量?
いろいろな食べ方をみてきましたが、1日の適量は約50gです。
1日50gくらいで健康効果を維持できるということです。
さて、いかがだったでしょうか。
焼肉にキムチは理にかなっていました。
豚キムチも相性のよい食べ方でしたし、個人的には納豆+キムチもよく食べていました。
普段何気なく食べていましたが、美味しいうえに、大腸によいということで、嬉しいですね。
キムチは白菜だけでなく、いろいろな野菜で作られているので、いろいろ食べてみたいです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
それでは、健やかで、若やかな日々を!