サバ缶は健康によいと人気です。
最近は、いろいろな健康番組でサバ缶の特集をやっています。
そこで、TV番組で紹介された情報をまとめました。
目次
情報源
・TBS 名医のTHE太鼓判!
・テレビ朝日 林修の今でしょ!講座
・フジテレビ 梅沢富美男のズバッと聞きます!
なぜサバ缶がいいの? サバ缶のメリット
サバ缶のメリットですが、栄養面でいうと生のサバよりも栄養価が高いことがあげられます。
・缶詰には骨、皮、血合も含まれ、サバを無駄なく食べられる
・血合は空気に触れると傷みやすく臭いもでるが、缶詰なら密封される
・DHAやEPAは酸化しやすい
・缶詰は密閉してから加熱する。空気に触れる機会が少なく劣化が抑えられる。栄養価も高くなる
その他のメリットとして、手軽さがあります
・調理済みですぐ食べられる
・比較的お手軽なお値段
・常温で長期保存ができる
・手軽に手に入る
最近の缶詰は、缶切りも要らないですから、簡単に開けられてすぐ食べられますね。
そのままでも美味しいですが、アレンジレシピもいろいろあります。
火は通っているので、アレンジするにしても調理も簡単です。
デメリットは?
デメリットはなんでしょうか?考えてみました。
・嫌いな人は食べられない…サバ缶に限らずですね(^^;
・人気のため品薄
手軽に手に入るのが魅力だったのに、人気のため売り切れているときがあります。
・重い
1つ2つなら気にならないかもしれませんが、頻繁に食べるなら、いくつかまとめて買うと思います。持ち運び時はちょっと重いでしょうか。
ネットなどで注文すれば、家まで持ってきてもらえるので便利ですね。
生サバとサバ缶の栄養量の比較
では、生サバとサバ缶の栄養はどのくらい違うのでしょうか。
サバ缶に豊富に含まれる主な栄養素、カルシム、ビタミンD、DHA、EPAについては、次のようになっています。
【可食部100gあたりの成分量】
生サバ(マサバ) | サバ水煮缶 | |
カルシウム | 6㎎ | 260㎎ |
ビタミンD | 5.1μg | 11μg |
DHA | 970㎎ | 1300㎎ |
EPA | 690㎎ | 930㎎ |
※出典:文部科学省日本食品標準成分表2015年版(七訂)
カルシウムは凄い差です。
骨ごと食べられる缶詰の強みです。
DHAとEPAは空気に触れることで酸化してしまうので、生サバの場合、この数値まるまるではなさそうな気がします。
サバ缶の栄養と効果
サバ缶に豊富に含まれる主な栄養素、カルシウム、ビタミンD、DHA、EPAの効果をまとめました。
カルシウム&ビタミンD
サバ缶には、生のサバよりもカルシウムもビタミンDも多く含まれています。
ビタミンDはカルシウムの吸収をよくするので、両方が豊富に含まれているサバ缶は、効率的にカルシウムを摂取することができます。
カルシウムと言えば骨ですが、この骨のカルシウムは、意外なことに常に減ったり増えたりしているそうです。
大切なのは、骨に必要なカルシウムを補充すること。補充しなければ減っていってしまいます。
カルシウムを補充すれば、骨は何歳からでも修復が可能なのだそうですよ。
DHA&EPA
DHA&EPAにはさまざま効果が期待できます。
・中性脂肪を減らす
・血液をサラサラに
・血管をしなやかに
・やせるホルモン(GLP-1)の分泌を促す
・EPAは内臓脂肪を減らす
・DHAは脳を活性化
DHA&EPAは水に溶けだすので、サバ缶の汁までいただくのがポイントです。
血液中の中性脂肪が減れば、血液はサラサラになり、高血圧も改善、血管も若返ります。
やせるホルモン「GLP-1」は、
・満腹感
・血糖値上昇を抑える
・中性脂肪がつきにくくなる
という効果が期待できます。
サバ缶の選び方
サバの旬は秋から冬です。
その頃に獲られたサバの方が栄養価が高いです。
だからサバ缶を買うときは、製造年月日を見て買いましょう。
製造が冬に近いほど栄養価が高いサバ缶になります。
サバ缶を食べるタイミング
サバ缶は食べるタイミングで、より効率的に栄養を摂取することができます。
その時間帯は「朝」です。
サバ缶の栄養素のなかでDHA・EPAは朝の方が血液中に含まれる量が多いことが、マウスでの研究で分かっています。
血圧&中性脂肪の改善の検証
サバ缶を食べることで、血圧&中性脂肪が改善するのかどうか、番組で行った検証結果をまとめました。
検証1
<検証方法>
・挑戦したのはANZEN漫才のあらぽんさん(33歳)
・朝ごはんにサバ缶を食べる
・期間は1週間
<検証結果>
あらぽんさんの数値の変化
血圧(正常値上140未満、下90未満)
・検証前:上152、下97
・検証後:上136、下84
中性脂肪(正常値149)
・検証前:827
・検証後:134
中性脂肪の数値改善は驚くべき結果ですが、中性脂肪は食事の影響を受けやすいそうです。
当日の食事でも変動するとのこと。
この数値に安心せず、日々気を付けることが大切です。
検証2
<検証方法>
・挑戦したの内山信二さん(37歳)
・毎日サバ缶を食べる
・期間は2週間
<検証結果>
内山さんの数値の変化
血圧(正常値上140未満、下90未満)
・検証前:上140、下101
・検証後:上121、下86
中性脂肪(正常値149)
・検証前:640
・検証後:230
こちらもかなり改善されました。
でも中性脂肪の下がり方が、あらぽんさんと比べると少ないです。
もともとの数値の違い、体質の違いがあると思いますが、やっぱり朝の方が効率がよいということでしょうか???
サバ缶レシピ
番組で紹介されたサバ缶レシピをまとめました。
■炊き込みご飯
<材料>
サバ缶(1缶)
米(1合)
顆粒コンソメ(小さじ1)
トマト(ヘタをとり切らずに丸ごと)
<作り方>
①お米は通常通り水加減する
②①にサバ缶を汁ごと、顆粒コンソメを入れ、最後にトマトを丸ごと乗せて炊飯する
③炊きあがったらご飯をトマトを崩しながら混ぜ出来上がり
<補足>
・トマトでビタミンC補給
■サバ缶茶碗蒸し
<材料>
サバ缶(1缶)
卵(2個)
しめじ(20g)
<作り方>
①マグカップに卵2個とサバ缶を入れる。サバの身はほぐす
②①にしめじを入れ、ラップをして500Wのレンジで2分加熱して出来上がり
<補足>
・具材はなんでもいい
・しめじで食物繊維補給
■サバ缶ディップ
<材料>
サバ缶(1缶)
たくあん(適量)
ヨーグルト(大さじ1)
マヨネーズ(大さじ1)
<作り方>
①サバ缶は細かくほぐす
②たくあんも細かく切る
③すべてを混ぜ合わせれば出来上がり
パンなどにつけていただきます。
<補足>
・たくあんには食物繊維が豊富
・発酵食品のヨーグルトで栄養価をアップ
■コンビニおにぎりを使ったサバ缶茶漬け
<材料>
サバ缶(1缶)
コンビニおにぎり(梅)
お湯
<作り方>
①茶碗におにぎり、サバ缶を汁ごと入れる
②①にお湯をかければ出来上がり
■サバ缶みそ汁
<材料>
サバ缶
味噌
エノキ
<作り方>
①味噌をお湯で溶く
②①にサバ缶を汁ごと、エノキを入れて出来上がり
■サバ缶サンド
<材料>
サバ缶
レタス
玉ねぎ
レモン汁
パン
<作り方>
①パンにサバ缶、レタス、玉ねぎをのせる
②①にレモン汁をふりかける
③パンで挟んで出来上がり
■サバ缶チゲ豆腐
<材料>
サバ缶
絹ごし豆腐
キムチ
ごま油
<作り方>
①絹ごし豆腐を適当な大きさに切り、耐熱皿に入れる
②①にサバ缶を汁ごといれ、キムチをのせる
③ラップをして500wの電子レンジで3分加熱する
④ごま油をかける
■サバ缶サラダ
<材料>
サバ缶
玉ねぎ(みじん切り)
マヨネーズ
醤油
<作り方>
①サバ缶にマヨネーズ、みじん切りにした玉ねぎをのせる
②好みで醤油をたらしたら出来上がり
<補足>
・新潟県の三条市で食べられている
・サバ缶のEPAと玉ねぎの食物繊維&ケルセチンが脂肪燃焼アップにつながる
・マヨネーズのお酢がカルシウムの吸収を促進
■根曲がり竹とサバ缶のみそ汁(長野県で食べられている)
<材料>
サバ缶
根曲がり竹
味噌
<作り方>
根曲がり竹とサバ缶を具材にして、味噌汁を作ります。
サバ缶は汁ごと使って、出汁代わりにするので出汁は不要です。
<補足>
・長野県で食べられている
・根曲がり竹の食物繊維と味噌のサポニンで脂肪燃焼がアップする
■ひっぱりうどん
<材料>
サバ缶
納豆
茹でたうどん
<作り方>
サバ缶は汁ごと使い、納豆を加え漬け汁にします。
<補足>
・山形県の郷土料理
・納豆のイソフラボンでカルシウムの吸収が良くなる
その他、カレーのトッピング、トマトととろけるチーズをのせてチンなど、簡単な食べ方が沢山あります。
私は家で一人の食事のときに、汁物にしてよくいただきます。
缶詰の汁ごとつかうので、ホント出汁要らずです。
ボリュームもあるので、食べ応えがあって、他におかずなんていりません(^^)
満腹感があるのは、やせるホルモンのおかげ?
こちらの記事もあります。
・林修の今でしょ講座|玉ねぎの栄養効果を効率的に!酢玉ねぎで血流改善!
・味噌は血圧を下げる!特に赤味噌がいいのはなぜ?検証結果は?名医の太鼓判
さて、いかがだったでしょうか。
とりあえず、サバ缶は美容にも健康にもよいということで、食べて損なしですね。
お腹もいっぱいになります(^^;
最後までお読みくださりありがとうございました。