肩こりでも、症状によってただの肩こりではない場合があり、タイプによって適切な治療ができる診療科が異なるそうです。
「名医とつながる!たけしの家庭の医学」で紹介された症例をご紹介します。
目次
放送日時
名医とつながる!たけしの家庭の医学
11/12 (火) 19:00 ~ 21:48
テレビ朝日
症状別診療科
胸やけ・歯痛・めまいなど
診療科:循環器内科
肩こりの他に胸やけや奥歯の痛み、めまいなどの症状がある場合、狭心症が疑われます。
狭心症になると心臓に栄養を送る血管が細くなってしまいます。
心臓から出た痛みが神経を通り脳へ痛みの信号を伝えます。
この神経の通り道は、肩からの神経も合流しているため、心臓の神経と肩の神経が混線して、脳が心臓の痛みを肩の痛みだと勘違いする場合があるのです。
この勘違いは、肩の痛みだけではなく、歯や首、胸、みぞおち、左の腕の内側など、かなり広い範囲でおこります。
赤い範囲で痛みがおきるようなら、循環器内科の受診を考えてみるとよいでしょう。
食後に起こる肩こり
診療科:消化器内科
食後に起こる肩こりは、胆のう炎が疑われます。
胆石などのせいで、胆のうに炎症が起きているときに脂肪の多い食事をすると、胆のうが過剰に働き炎症が悪化します。
その痛みを脳に届けるときに肩の神経と混線して、肩こりと勘違いする場合があるのです。
生理のときの肩こり
診療科:婦人科
月に1回生理のときに定期的に痛む肩こりは、子宮内膜症が疑われます。
子宮内膜症は、子宮の内側になる内膜が子宮の外側に飛び火するもので、生理の度にその場所で出血します。
まれに横隔膜などに飛び火することがあり、その痛みを神経の混線で肩こりの痛みと勘違いすることがあるのです。
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肩こりといっても、いろいろな症状があるんですね。
ナカナカ改善しない肩こりや、気になる症状があるときは、別の診療科を検討してもいいかもしれません。
最後までお読みくださりありがとうございました。