みかんの白いすじが苦手で取ってしまう人が多いようです。
でも白いすじは、健康効果を考えると食べるのが正解!
食べ終わったみかんの皮にも嬉しい効果がありました。
「林修の今でしょ講座」で紹介されたみかんの白いすじと皮の効果をまとめました。
目次
番組情報
11/20放送
「林修の今でしょ講座」
MC:林修
ゲスト:室井滋、伊集院光、宮本茉由
先生:旭川医科大学教授 太田嗣人先生
みかんの白いすじに含まれる成分と効果
毛細血管を強くする
毛細血管を強くするポリフェノールの1種「ヘスペリジン」が含まれています。
白いすじには、特に毛細血管の内側の壁に働きかけて、血管を強くしてくれます。
毛細血管が強くなれば、全身の血流が増えて、冷え性の改善や体温の上昇が期待できます。
体が温まるので、免疫力も上がり風邪予防も期待できます。
このヘスペリジンは、白いすじに多く、果肉は95㎎ですが、すじ(中果皮部分)には3800㎎含まれています。
※100g中の含有量
本当に効果がある?検証実験
ヘスペリジンを摂取した場合と、摂取していない場合の体温の変化を実験しました。
ヘスペリジンを摂らず、手を水につけると手の温度は冷たいまま。
ヘスペリジンを摂ってから、手を水につけると手の温度は5分後から変化して、15分後には水につける前の温度に戻るという結果になりました。
みかんの皮に含まれる成分と効果
漢方で使われるみかんの皮「陳皮」には、消化不良や胃酸過多、せきなどへの効能があります。
みかんの皮を折り曲げると汁がでますが、この中に肥満改善の効果が期待できる成分「リモネン」が含まれています。
肥満改善効果
みかんの皮には「リモネン」という香り成分が含まれています。
この「リモネン」が肥満改善の効果が期待できるというのです。
大阪大学と新潟大学がラットを使って行った実験によると「リモネン」を嗅ぐと、交感神経が刺激され体温がアップすることで、代謝がよくなります。
また、すこし時間が経つと食欲も抑えられます。
簡単でおすすめ!皮の使い方
使い方として一番簡単なのは「お風呂に入れる」
その他、みかんの皮を干してお茶に入れるなどもよいとのこと。
リモネンで消臭抗菌&油汚れを落とす
リモネンの香り成分には消臭効果や抗菌効果があるため、みかんの皮を魚のエサに加えたところ、魚の生臭さが消えたり、鮮度が長持ちするようになったのだそうです。
また、リモネンには油を落とす力もあるので、油性ペンや油汚れなどを落とすこともできます。
そう言えば、台所の油汚れを落とす洗剤にはオレンジを使ったものが多いです。
これはリモネンの効果を利用したものだったのですね。
■みかんを長持ちさせる
ヘタ部分を下にしておく
■1日の摂取量
3個
■甘いミカンの選び方
皮がシワシワで軸が細いもの
こちらでまとめているのでみてくださいね。
⇓
林修の今でしょ講座|みかんの効果で血管老化&糖尿病&骨粗しょう症を予防!
最近は「機能性表示食品」と表示されているみかんもあるそうですよ。
それだけミカンは体にいいのですね。
最後までお読みくださりありがとうございました。